キーワードで知る長野製作所

創業当初から一貫して自動車用ネジフレアナットを作ってきた長野製作所。
創業者の長野行雄は、創業当初いち早く米国製のコールドフォーマー・ネジ製造機を導入し、生産の合理化を実現しました。
以降、現在まで自社で改良を加え、更なる生産率向上を実現し続けています。

製造現場一筋のもうすぐ還暦を迎える社員から20歳前後の新人、家庭を持つ主婦など、様々なライフスタイルの方々が、それぞれの立場で活き活きと働いています。
ルールが明確で公正な人事制度（等級制度・評価制度・賃金制度）と、福利厚生制度（会社契約保険、確定拠出型年金、給食他）の充実により、社員全員が安心して働くことができる職場環境づくりに注力しています。

2021年度実績で250種類を超える製品を、1ヵ月あたり約3700万個出荷するなど、高効率・高品質の製品を安定供給しています。
当社で最も出荷数の多いフレアナット製品の長さは16mm。これを昨年度(2021年度)の出荷数総数分並べると地球約1.48周分にもなります。

会社がある沼津市は、海が近く津波被害の危険性がありますので、緊急時には高波避難所として社屋を開放したり、地元サッカーチーム「アスルクラロ沼津」のスポンサーとして応援するなど、創業当初より地域の方々と共に支え合いながら発展してまいりました。 近年では、沼津市役所から「男女共同参画事業所」を認定いただくなど、SDGs達成に向けての活動も推進しています。

アメリカ・中国・インドに進出。国内自動車産業が成熟期を迎えた中、海外市場の成長を取り込むべく、海外生産拠点を整備し、グローバル企業としての成長を図っています。進出当初は日系企業との取引から始めましたが、今では現地企業との直接取引も増加しています。また、外国人技能実習制度を利用して外国人材を育て、一部は海外子会社で活躍しています。

自動車ブレーキ配管用部品「フレアナット」はトヨタ自動車をはじめ、全ての国内自動車メーカーで採用され、出荷実績からみてトップシェアを自負しております。
自社のノウハウを生かした、他社にマネできない生産技術力を誇っています。
これら国内実績とノウハウを活かし、今後はグローバル市場での世界シェアNo.１も目指しています。

基本サイズのナットに加え、近年ではロングナットの需要も増加しています。
圧造+切削の社内加工により製品化を実現するなど、世界中の多様な需要に、当社の技術力でお応えしてまいります。